エルンスト・カッシーラーの哲学と政治──文化の形成と〈啓蒙〉の行方
時代の危機を身をもって真摯に受け止め、「非理性的なものをも包摂しうるような合理的な思考のあり方」を探求し続けたカッシーラー。「啓蒙の偉大な自由主義的伝統とヨーロッパ的ヒューマニズムの優れた遺産相続者」(ブルデュー)であった彼の思想を、政治思想のコンテクストにおいてアクチュアルな意義を持つものとして捉え直す。
馬原潤二著
A5判/598頁/本体11,000円
2011.1
978-4-86258-064-1
対話