国民代表と議会制──命令委任と自由委任
諸国の憲法は議員を「全国民の代表」と規定して、「自己の良心」にのみ従うことを求め、「委託や指示」を受けることを禁じている。しかし議員は実際、選挙母体や政党等からの強い影響や圧力の下にある。このギャップをめぐる「自由委任か命令委任か」という問題に対して著者は、イギリスとフランスにおける代表制度の発展の比較考察を通して迫る。
Ch・ミュラー 著/大野達司・山崎充彦 訳
A5判/328頁/本体7,282円
1995.10刊行 ISBN:4-938662-21-3【品切れ】