政治・法律

国民の名において──裁判官の職務倫理


『国民の名において』とは、裁判の正統性の根拠が国民にあることを示す。しかし、国民の多数によって選ばれた議会が合憲と考えて作った法律を、なぜ裁判所が違憲と断定できるのか。選挙で選ばれたのではない裁判官に、いったい何が期待されているのか。
著者はドイツ連邦憲法裁判所の初の女性長官。
J・リンバッハ 著/青柳幸一・栗城壽夫 訳
四六判/228頁/本体2,500円
2001.9刊行 ISBN:4-938662-51-5