裁判官ホームズとプラグマティズム──《思想の自由市場》論における調和の霊感
アメリカ連邦最高裁にあって「偉大な反対意見者(Great Dissenter)」として表現の自由の重要性を説いたホームズ。「プラグマティズム法学の父」とも称される彼だが、意外にもその拠って立つプラグマティズムは、C・S・パース流の「非実用主義的・実在論的」なそれであり、淵源には何とプラトン以来の神秘主義が横たわっていた。これまでのホームズ像を覆す書。
金井光生 著
A5判/498頁/本体9,000円
2006.2刊行 ISBN:4-938662-91-4