政治・法律

聖徒の革命──急進的政治の起源


ウォルツァー初期の大著、待望の完訳。「私の唯一の目的はピューリタンの急進主義が現代人にとってどれほど魅力がなかろうと、人間的には理解できるものにすることである」(本書3頁)
家父長制や身分制に立脚する封建体制が崩壊したため「主人(あるじ)なき人々」となった人間の不安と恐怖に対して、カルヴィニズムは、道徳的規律に留まらない《あらたな政治秩序形成原理》を提供した。
マイケル・ウォルツァー 著 萩原能久 監訳
A5判上製/518頁/本体7,500円
2022.3刊行 ISBN:978-4-86258-141-9