政治・法律

丸山眞男研究序説――「弁証法的な全体主義」から「8・15革命説」


世にこれほど丸山論が盛んな中で、戦前のいわば「若き丸山」についての論究はほとんどない。本書は、彼の研究者生活へのきっかけとなった学生時代の懸賞応募論文「政治学に於ける国家の概念」でのキーワード『弁証法的な全体主義』の意味と来歴・問題点を探り、それが戦後における丸山の民主主義観・国家観をどのように規定したかを考究するものである。
今井弘道 著
A5判/約300頁/本体4,3000円
2004.2刊行 ISBN:4-938662-67-1