ヴェーバーの心情倫理──国家の暴力と抵抗の主体 心情倫理は責任倫理の〈引き立て役〉ではない。心情倫理は国家の暴力性・非人間性と根本的に敵対・対峙・抵抗するところに生じる倫理的な思考と態度であり、人間の人格形成に深く関係するものである。ヴェーバーは心情倫理の積極的意義と深刻な問題性の両方を読みとっていた。内藤葉子著A5判上製/304頁/本体4500円2019.1刊行 ISBN: 978-4-86258-123-5