シリーズ『政治の発見』

生きる──間で育まれる生(政治の発見①)

序:政治的に「生きる」──能動と受動のあいだで(岡野八代)
 
第I部 分断する政治──生の諸相から、問い返される政治第1章 つながる・つなぐ──複数の、具体的な個人の間の、偶発的な集まりからの政治(岡野八代)
第2章 産む――産む/産まない選択が行われる制度的インフラの日仏比較(岩本美砂子)
第3章 共に在る──アメリカ福祉改革におけるシングルマザーフッドの否定に抗して(中川志保子)
第4章 いたわる――「在る」ことを阻むものに抗して(田中智彦)          
 
第II部 横断する政治──生の諸相から、問いかける政治
 第5章 見る──身体へのまなざしと権力(林 葉子)
第6章 依存する──アメリカ合衆国における福祉国家の再構築をめぐって(内藤葉子)
第7章 働く──イギリス要求者組合運動における労働観を中心に(山森 亮)
第8章 食べる──『肉』について私が知っている二、三の事柄(雑賀恵子)
第9章 物語る――物語る身体とアーレントのまなざし(矢野久美子)
岡野八代責任編集
四六判/312頁/本体2,400円
2010.11刊行 ISBN:978-4-86258-041-2