〈戦いの物語〉の政治学──日本人は何を守ろうとしてきたのか〈風のビブリオ6〉 「僕は君を守るために戦う(死ぬ)」。日本の映画で、いったいいつから兵士はこう言うようになったのか。そもそも家族や恋人への情愛は、戦争を否定するための論拠だったはずだ。戦後日本における戦争のナラティヴの変容を明らかにする。『シン・ゴジラ』『硫黄島からの手紙』『永遠の0』そして『七人の侍』……。渡部 純 著四六判/202頁/本体1,800円2022.12刊行 ISBN:978-4-86258-149-5